【詳細解説】初めてでも安心!失敗しないホームジムの具体的な作り方

ジムに通う時間がない
自宅で自分のペースでトレーニングしたい

トレーニング未経験でもわかりやすく説明するよ!
ホームジムでトレーニングを始めてみたいけど
何から準備したらいいかわからない



そんな方のお悩みを全て解消します!
- ホームジム構築のメリットとデメリット
- ホームジムにおすすめの器具一覧
- ホームジムを作るときの注意点と失敗しないコツ
- ホームジムQ&A よくある質問


- 指導歴16年のパーソナルトレーナー
- プロスポーツ選手を中心に、健康管理の一般の方まで幅広く指導
- 私自身は自宅トレーニングとジムを併用しています
- トレーニング機材の知識も豊富
ホームジム構築のメリットとデメリット


ホームジムのメリット
- 24時間自分のペースでトレーニングできる
- 他人の視線を気にせず集中できる
- 長期的に見ればコストパフォーマンスは高い
24時間自分のペースで練習できる
通勤前の朝や夜の自由時間に、自分のペースでトレーニングが可能になります。時間を理由にトレーニングをサボってしまう人には特におすすめです。
他人の視線を気にせず集中できる
周囲の視線を気にせずに、自分だけの空間で集中して追い込めるのは非常に大きなメリット。初心者のうちは特にこの利点が活きます。
長期的に見ればコストパフォーマンスは高い
ジムの月会費や交通費、着替えの準備などの手間を考慮すると、初期投資は高くとも長期的には経済的です。
ホームジムのデメリット
- 初期費用がかかる
- 音や振動への配慮が必要
- モチベーションの維持が難しいことも
初期費用がかかる
パワーラックやダンベル、マットなど、揃える器具次第で費用は数万円〜数十万円に膨れます。計画的な購入が必要です。
音や振動への配慮が必要
床へのダンベル落下音や、トレーニング中の振動が階下や近隣への迷惑になり得ます。静音設計の器具選びやマットの厚みなどに注意しましょう。
モチベーションの維持が難しいことも
一人で黙々とやるホームジムでは、定期的な目標設定や進捗管理が欠かせません。モチベーション管理もトレーニングの一部です。
ホームジム構築前に決めるべき3つのこと


1、目的を明確にする
「筋肉をつけたい」「脂肪を減らしたい」「健康維持がしたい」など、目的によって器具やトレーニング内容はまったく異なります。
筋肥大目的なら可変式ダンベルとベンチがあれば十分な上半身トレーニングができます。健康維持ならチューブや自重メニューでもOKです。目的設定がブレないことで、無駄な買い物も避けられます。
2、使えるスペースを確認
1畳でできるメニューもありますが、パワーラックを使うには最低1.5〜2畳必要です。
1畳の場合
自重中心、チューブや小型器具向き
2畳の場合
ダンベル+ベンチまでOK
3畳以上の場合
ラックやバーベルも導入可



懸垂台などを設置する際は、照明・コンセント位置、天井の高さなども事前確認しましょう。
3、予算を相場から立てる
参考価格
- 最小構成(ダンベル・マット):3〜5万円
- 中級構成(+ベンチ・チューブ):5〜10万円
- 本格構成(+パワーラック・バーベル):20〜50万円
必要に応じて段階的に導入し、継続できるか確認しながらアップグレードしていくのがおすすめです。
ホームジムにおすすめの器具


ダンベル(可変式がおすすめ)
特徴と選び方
- 片手5kg〜40kg程度まで調整可能なものが主流
- グリップの握りやすさ・重さ変更のしやすさが選定基準
実体験ポイント
可変式ダンベルはクライアントにも一番勧めてきた器具です。重さを細かく調整できるため、時短&効率アップできます。



ダンベルを使う種目ではジムより効率よくできます!
フラットベンチ or インクラインベンチ
特徴と選び方
- インクライン(角度調整可能)だと肩・胸トレに幅が出る
- 折りたたみタイプは収納性に優れる
トレーナー目線のアドバイス
耐荷重は150kg以上を目安に。怪我防止と安定性のため、ガタつきの少ない商品を選びましょう。
トレーニングマット
選び方と設置ポイント
- 厚さ10mm以上、EVA・NBR素材が主流
- 吸音性の高い多層構造が理想
- 縁が反らないジョイント型がおすすめ
実践アドバイス
安価なマットは使用中にズレやすく、トレ中の安全性を損ないます。防音ゴムを併用することで、床の傷みや騒音問題を軽減できます。
パワーラック(本格派向け)
機能と導入判断基準
- セーフティバー付きで一人でも安全にスクワット・ベンチ可能
- チンニングバー、ケーブルアタッチメント付きなら幅広い種目に対応
- 高さ180cm以上の天井が理想
トレーナーの見解
長期的な筋力向上を目指す方には非常に有効。設置スペースと床強度の確認は必須です。
その他便利な器具
- チューブ・ゴムバンド:軽量・省スペースでウォームアップにも最適
- バランスボール:体幹・姿勢改善に効果大。サイズは身長に合わせて選ぶ
- ケトルベル:ダイナミックな全身トレーニングに。初心者は8〜12kg程度が適量
- ミニステッパー:有酸素運動をしたい人に。音の静かなモデルを選ぶと集合住宅向き
▼自宅トレーニングを始めるのに必要な器具の詳しい解説記事はこちら
器具の配置例とスペース活用術


6畳間のホームジムレイアウト例
- 壁側に可変式ダンベルとラックを設置
- 中央にベンチとマットを配置し自由度確保
- 一角にヨガスペースやストレッチコーナーを確保
器具は壁に寄せて、トレーニング導線を中央に。配線や照明の位置も考慮して、視認性と安全性を高めましょう。
収納術
- 縦型収納ラックで省スペースに整理整頓
- 折りたたみベンチはクローゼット収納可
- 100均のフックや有孔ボードで壁面収納も活用
騒音・振動対策のポイント


マンション・アパートでも快適に使うには?
- 床対策が最重要
-
ジョイントマット+防振ゴムプレートの併用
- 夜間の高強度トレは避けるのがベター
-
夜間はちょっとした音も響きやすいので注意が必要です。
防音マットと防振ゴムの違い
- 防音マット
-
音の「反響・拡散」対策。床からの音漏れを軽減。
- 防振ゴム
-
ダンベル落下などの「振動伝達」対策。重さを吸収して床への影響を抑える。
上階・下階への配慮ポイント
- 上階住みなら特に床衝撃と足音対策が重要。
- 下階への影響を避けるため、ラバーマット+厚手カーペットなどで2重対策。
- 家具配置も吸音効果を発揮する。音が跳ね返らない配置を工夫する。
ホームジムを作るときの注意点と失敗しないコツ
器具を買いすぎない(必要なものからスタート)
いきなりフルセットを買わず、段階的に揃える方が後悔しにくいのでオススメです。
継続できる環境を整える
- 照明、音楽、空調なども意外と重要
- モチベーションを維持する仕掛け(カレンダー・記録など)を工夫
ホームジム構築の費用シミュレーション
最低限揃える場合(約5万円)
- 可変式ダンベル(2〜3万円)
- 折りたたみベンチ(1〜1.5万円)
- マット類(0.5〜1万円)
本格セット(約10〜30万円)
- パワーラック+バーベル一式(10〜25万円)
- ケーブルマシン(10万円前後)
- 床補強・マット類(2〜5万円)
よくある質問(FAQ)


- ホームジムを始めるのに最初に必要なものは?
-
ダンベル(可変式)+マットだけでも十分始められます。最初から全て揃えず、必要に応じて徐々に器具を追加するのがコツです。
- 賃貸でもホームジムは作れる?
-
十分可能です。傷・音対策を徹底すれば問題なし。原状回復可能な設置を意識しましょう。
- 天井が低い部屋でもホームジムは作れる?
-
はい、作れます。ただし器具の選定に工夫が必要です。パワーラックやチンニングバーは高さ180cm以上必要なことが多く、ダンベル&ベンチ中心が無難です。自重トレやゴムバンドでの筋トレも充分効果があります。
- 置き場所が1畳しかないけど大丈夫?
-
ダンベル・ベンチなら1畳でも十分。効率的な配置がカギ。
- 女性でもホームジムを使いこなせますか?
-
もちろんです。軽量ダンベルやチューブを使えば効果的に鍛えられます。
まとめ
ホームジムは、場所や時間に縛られずトレーニングを継続できます。最初は小さく始めて、徐々にアップグレードすることで、無理なく理想のジムを構築できます。自分のペースで、着実に理想の体づくりを進めましょう。
最後までお読みいただきありがとうございました。
ホームジムの導入を考える際の参考にしていただけたら幸いです。