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【Q&A】男性と女性で、ボディメイクのアプローチに違いはあるの?

よくある疑問について、わかりやすく簡潔にお答えいたします。

性別によってボディメイクの方法に違いはあるの?

男女ではホルモンの働きや体脂肪の分布、筋肉のつき方が異なるため、ボディメイクの方向性も違います。

目次

体作りの方向性の性別による違い

男女ではホルモンの働きや体脂肪の分布、筋肉のつき方に違いがあるため、同じトレーニングやダイエット法をしても、得られる結果が変わってきます。

自分の体質に合った方法を知ることで、より効率よく理想の身体を目指せます。


たろうくん

結構違うんだね〜

男性のボディメイクの特徴と対策

  • お腹中心に脂肪がつきやすい(内臓脂肪型)
  • お腹が太く、手足が細く見えやすい
  • 筋肉量を増やしていく必要がある

■ お腹中心に脂肪がつきやすい(内臓脂肪型)

男性はテストステロンの影響で内臓脂肪がつきやすく、見た目にもお腹が出やすい傾向があります。

これは「内臓脂肪型肥満」と呼ばれ、見た目にはお腹が前に突き出たような体型になります。

内臓脂肪型の特徴

  • 比較的短期間でつきやすく、落としやすい脂肪
  • 皮膚の下にある皮下脂肪とは異なり、内臓の周囲につく
  • 健康リスク(高血圧・糖尿病)にもつながりやすいため、放置はNG

メリットもある

一方で、男性は皮下脂肪が女性に比べてつきにくいため、筋肉が浮き出やすいという体質的な利点もあります。体脂肪が減ってくると、腹筋や胸筋のカットが見えやすくなるのはこのためです。

■ お腹が太く、手足が細く見えやすい

男性に多い体型の悩みが、「お腹だけ出ていて、腕や脚は細い」というアンバランスな体型です。これは主に以下の2つの理由によって起こります。

脂肪が腹部に集中

前述の通り、内臓脂肪はお腹周りに集中するため、腹部がぽっこり目立ちやすくなります。

🔍 見た目のバランスを整えるには?
「お腹の脂肪を減らす」+「手足を太くする(筋肥大)」の両面アプローチが必要です。

■ 筋肉量を増やして腕や脚を太くする必要がある

手足の筋肉量が少ない

日常生活で腕や脚に強い負荷をかける機会が少ないため、筋肉が発達していない=細いままというケースがほとんどです。

「お腹ぽっこり・手足ヒョロヒョロ」になりやすいのが男性体型の悩み。
これは脂肪が腹部に集中し、四肢には筋肉がついていないために起こります。

JUN

「腕の日」、「脚の日」を作ると重点的に対策できます!

たとえ「細マッチョ」を目指す人でも、筋トレを通じてある程度の筋量を確保しないと、メリハリのある体型にはなりません。


女性のボディメイクの特徴と対策

  • 全身に皮下脂肪がつきやすく、特に下半身が太りやすい
  • 筋肉+脂肪=太さなので、減量も必要になる
  • 血流を高めるような頻度重視のトレーニングが有効

■ 全身に皮下脂肪がつきやすく、特に下半身が太りやすい

女性はホルモンの影響によって皮下脂肪が蓄積しやすい体質になります。

特に「エストロゲン(女性ホルモン)」は、お尻・太もも・腰まわりといった下半身を中心に脂肪をため込む働きがあります。

なぜ下半身に脂肪がつくの?

  • 妊娠や出産に備えて「エネルギーを蓄える」役割がある
  • 下半身は血流が滞りやすく、冷えやむくみも脂肪蓄積の原因に
  • 動かす機会が少ないことで、燃焼効率が下がりやすい

そのため、「体重はそれほど重くないのに下半身だけ太い」という悩みを抱える女性は多く、脂肪のつき方に性差があります。

■ 筋肉+脂肪=太さなので、減量も必要になる

女性は男性に比べて筋肉がつきにくいため、「筋肉自体で太くなる」ことはあまりありません。

JUN

トレーナー経験からすると、女性でも男性と同じくらいの重量でトレーニングできる場合、男性と同等の筋肉量があることが多いです。

一方で、脂肪の下に筋肉がつくと太く見えることがあるため、見た目をスッキリさせたい場合は、筋トレと並行して減量(体脂肪の減少)を意識することが重要です。

太く見える主な原因

  • 脂肪の上に少し筋肉がついたことで、見た目のボリュームが増える
  • 体脂肪が減っていないため、シルエットがシャープにならない
  • むくみ・水分滞留による一時的な膨らみ

■ 血流を高めるようなトレーニング頻度を重視することが有効

強度よりも「頻度」と「継続」を重視するのが女性に合った戦略です。特にヒップや太ももなど気になる部位は、高回数・中強度のトレーニングで血流を促進し、脂肪燃焼を助けることができます。

有効なトレーニングの特徴

  • 中〜軽めの負荷(体重や軽いダンベルでもOK)
  • 15〜20回 × 2〜3セットなどの高回数
  • 週3回くらいの頻度で部位別に分けて行う

特に下半身に対しては、以下のような種目が有効です。

おすすめトレーニングメニュー

  • ワイドスクワット(内もも・お尻)
  • グルートブリッジ(お尻)
  • ブルガリアンスクワット(お尻、太もも)

・女性はより狙う筋肉をピンポイントで捉えることが重要です。
・軽い負荷でも「筋肉が熱くなる感覚(パンプ)」を得ることが大切
・血流を促進すると、脂肪分解酵素(リパーゼ)の働きも活性化して、体脂肪の分解が促進されます。


まとめ:自分の体質を理解し、目的に合った戦略を

ボディメイクは体質や目的に応じた方法で取り組むことが、最短で成果を出すことができます。

項目男性女性
脂肪のつき方内臓脂肪型(主にお腹)皮下脂肪型(下半身中心)
筋肉のつきやすさつきやすいつきにくい
目指す体型筋肉で輪郭を出す脂肪を落として引き締める
おすすめ戦略高強度+ダイエット中強度・高頻度+食事管理
たろうくん

初心者の方のために更にポイントを絞ると以下の通りだよ!

重要なポイント
  • 男性:ウエストを絞るだけで見た目を大きく改善
  • 女性:ダイエットで皮下脂肪を少なくして、ピンポイントで狙った筋肉を強化

男性と女性では、脂肪のつき方・筋肉の反応・ホルモンの働きが異なるため、同じ運動や食事制限でも、出る結果には差があります。

だからこそ、自分の体質や性別に合ったアプローチを選ぶことで、無理なく・効率よく・継続しやすいボディメイクが可能になります。

性別の違いを考慮しつつ、理想の体づくりを楽しんでいきましょう。

ぜひ参考にしていただき、ボディメイクのアプローチにお役立ていただけると嬉しいです。


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